2011年 8月 今月の法話

おとうさんの手 

今年も夏休み仏教子ども会が、60余名の子どもたち、20名のスタッフ、保護者合わせて100名余のみんなが集まって7月16日(土)夕方、元気に開催された。

仏参・お話(親鸞さまのお名前のこと)・京都女子大学のお姉さんたちによるゲーム・東日本大震災の被災地に送る手作りうちわの作成・京都女子大学宗教教育部OGの横倉美雪先生による「おとうさんの手」のお話。夕食・夜店・花火・きもだめし。午後9時を過ぎてもなごり惜しくて帰りたくない子供たちでした。

とりわけ、横倉先生の「おとうさんの手」のお話があたたかく心に響きました。お話を聞く数日前に「私、緑内障と診断されて、いつ失明してもおかしくないと言われたのです。失明するのであれば死んだ方がましだ。孫の顔も見たいし、まだまだやりたいこともあるし、それができないのであれば生きている意味もないと考え、ずいぶん苦しみました。」との悩みを打ち明けられていました。どういう言葉をかけるべきか?ただ、ただお話を聞かせていただくばかりでした。
そんな時に、横倉先生から語られるお話に聞き入ってしまいました。そして「なるほどそういう世界があるのだな。すばらしい世界を私に教えてくれたな。ぜひともその方にもこの本を送りたい。」と思いました。


『おとうさんの手』まはら三桃・作 長谷川義史・絵 講談社刊 の紹介文より
 目をつぶると、ほら、見えてくる。
 かおりのおとうさんは、目が見えません。でも、おとうさんは、においや音から、なんでもわかってしまいます。
 目の見えないおとうさんが見せてくれる、あざやかな景色と、家族のたしかなつながり。

【作者からみなさんへ】
  目を とじて みて ください。まっくらでしょう。
  でも、なにか きこえて きませんか?
  目を あけて いる ときよりも、 はっきり かんじませんか?
  それが あなたの こころに ひろがると
  見えて くる ものが あるかも しれませんね。


キッズサンガ(児童念仏奉仕団)親鸞聖人750回大遠忌法要に参加して
         7月25日(月)26日(火)一泊二日
                椿井小学校 4年生 島田 弘樹

淨教寺に集合して僕たち7人を佐藤さんと久冨さんが引率してくれました。そして近鉄奈良駅から京都行急行にのりました。
京都に着くと、まず旅館に行き荷物を置いて西本願寺にいきました。キッズサンガに来ていた子が全国から2108人もいてびっくりしました。
まずチームごとにやることがあります。僕はチームC赤になりました。僕たちはまず家族に送る「ありがとうの手紙」をかきました。次に「門前町のクイズラリー」に出発しました。クイズラリーでは「念珠屋さんの看板にはなんの動物が描いているでしょうか?」とか他にもたくさんのクイズがありました。その後「書院拝観」をしてお話を聞きました。次に「飛雲閣」へ行って周りを見学しました。西本願寺の境内に戻って記念写真を撮りました。
そのあと御影堂の掃除をしました。本願寺は広いからお掃除するのが大変だなぁと思いました。旅館に帰ってとってもおいしいカレーの夜ご飯をたべ、北境内地で開催される「夜のつどい」に参加ました。たくさんの夜店がありました。その中で5つのお店を回りました。水鉄砲とか、わりばし射的をしました。夜店が終わると旅館に戻ってお風呂に入り、寝ました。

二日目は朝五時に起きました。本願寺に行ってお晨朝のおつとめをしました。旅館で朝ご飯を済ませ、九時十五分に本願寺へ集合しました。そして「つどい」がありました。「つどい」では僕が献灯・献花をしました。すごく緊張しました。それから「親鸞聖人750回大遠忌法要」がありました。3つもおつとめをして疲れました。おつとめが終わると「きっとまた会える」がはじまりました。そこでタイムカプセルが開けられました。メッセージスライドショーも見ました。「きっとまた会える」が終わると解散して行事がおわりました。
そして帰りに汽車がある梅小路蒸気機関車公園にいきました。すごくたくさんの種類の汽車があって驚きました。日本には沢山な汽車があるんだなぁと思いました。