2020年(令和2年) 12月 法話

七五三 参拝法要 



    七五三 参拝 記念撮影


「子どもたちの成長を、阿弥陀さまにご報告したいのでお参りに寄せていただきたいと思います。」との、うれしいご連絡をいただきました。
当日は、お祖母さまとご両親、長男・崚介君(5才)、長女・美咲ちゃん(3才)の5名でお参り下さいました。
本堂で、一緒に「讃仏偈」のおつとめ、お焼香をして、立派に成長した姿を阿弥陀さまに報告いたしました。



 記念品 『羽の水』


記念に、仏典童話『羽の水』(本願寺出版社発行)という本をお渡ししました。
表題の「羽の水」は物語の一つで、
「オウムの住む森が火事になり、木々が燃え、生き物が逃げ惑っていました。自分を育ててくれた森への恩返しのため、生き物を助けるために、自分の身体を池の水につけて森まで飛んで羽をふるって水をかけて火を消そうと懸命に繰り返すオウムの姿」を表現したものです。
このような、いろいろな生き物に生まれ変わって、功徳を積んで、お釈迦様となっていかれたといわれるジャータカ物語を中心に、20篇のお話が収録されています。ご希望の方は、本願寺出版社(℡0120-464-583)へ申し込むか、淨教寺までご連絡下さい。



     境内を彩った 菊花展


   淨教寺 鐘楼を忠実に再現した力作



◎ 七五三参拝法要 表白 
敬って、大慈大悲の阿弥陀如来の御前に申し上げます。
本日ここに、太田崚介(おおた りょうすけ)君 五歳
太田美咲(おおた みさき)さん 三歳の
七五三参拝法要をお勤めいたします。
人間として、この世に生を受けることは、きわめてえがたいことであります。今、はかり知れない縁あっていのちを受け、さらに遇いがたい仏法に遇って、尊い人生を歩んでおられることは、まことにおめでたいことであります。
 阿弥陀如来は、何ものも、本当には、あてにならないこの世に生きる私たちに、限りない智慧と慈悲のおこころで、お呼びかけくださっています。そのお呼び声である「南無阿弥陀仏」をいただくところに、真実の人生が開かれてくるのです。この真実に目覚めて、お念仏とともに生き抜かれた、親鸞聖人のみあとを慕う人間となることが、私達にとって最も大切なことです。
崚介(りょうすけ)君、美咲(みさき)さん、お二人のほとけの子としての成長は、家族の方々の尊い仏縁であります。このうえは、ご家族のみなさま、そろって聞法に心がけられ、お念仏にかおる環境の中で、小さないのちがすこやかに育つよう願ってやみません。  
令和二年 十月二十五日
淨教寺 住職 釋 春樹 うやまって もうす。



  11月21日 秋にハイキング  浮御堂


   興福寺 大イチョウ